まだ全巻は読んでないが、個人的に大好きなあの、ロマン・ロランも賛同していた「反ファシズム統一戦線」はスターリンの専制的な政治を世界からそらす役割も持っていたという事がよく分かる。

当時のアメリカの知識人もソ連をファシズムと同一視する派と反ファシズムとする派に別れた。

しかしその裏でソ連はドイツと不可侵条約を結ぶ。

社会体制の違いから来る過剰防衛なのだろうか?

いわゆる「粛清」という事は知っていたが、詳細を読むとスターリンのやったことは革命の大志からみると「せこい」、人間的には「悪どい」。

少数の「違和感」を持つ人の例も出されていた、個人の「感覚」も大事。