今日仕事中車に乗っていたらラジオからこの音楽が流れてきた。

ぼくはこのメロディを聞くと死んだ母親を思い出す。

何かしながらも吸い込まれるようにこのテーマ曲が始まるとテレビを見ていた母。未だにその背中が忘れられない。遠い異国へのあこがれ。いつか行ってみたい夢の国?つまらない日常からの逃避。高校時代の友人の母親も同じような感じで見ていたのを覚えていて、みんな同じなんだと思ったものだ。

この曲を聴きながらふと泪が止まらなくなってしまった。恥ずかしい話しなんだが、そんな高校生がこんなに年を取ってこうやって仕事をしていて、、、「おれも頑張っているな」と、過去の自分が現在の自分を見ているような錯覚に死んだ母親が今の自分を見たらどう思うだろうと言う気になったら泣けてきた。