2016年 8月 の投稿一覧

今これにはまっています。

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手前はkakunoという1,000円万年筆。これは中のインクを交換できるのでバックに写っているインク瓶を買ってノートに書いて遊んでいますw

ノートの楽しみ

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これが実際ノートに書いてみたインクの色です。
左は「名古屋資本論講座」のノート。真ん中は2チャンネルの「読書ノート」スレの抜き書き。右は「資本論草稿集①」経済学批判要綱(グルントリッセ)への序説、3経済学の方法、より抜粋。

マルクスの資本論における弁証法の論理的一貫性と、歴史発生史的な裏付けがピンとこなくて、、、講師の宮川彰先生に「論理的一貫性を貫くと歴史発生的になるものなんですか?」と聞いたら

「ヘーゲルの様に『概念の自己展開』が歴史を進めていくのでは無く、論理的な一貫性は常に現実に立ち返って進めていくものだと、『序説』の経済学の方法にかいてあるはずだから読め」、と言われたんですが。

そんなことよりノートに板書する色の楽しさにひかれているところです。

真ん中の2チャンネル「読書ノート」スレは中々良くて思わず板書したくなりました。

卓球 福原愛さんの言葉を聞いて思った事

昨夜は遅くまでオリンピックの卓球女子3位決定戦を見ていた。

勝って涙の福原愛さんにもらい泣きだった。

試合後のコメント

本当によかったです。足を引っ張ってばかりで。みんなに感謝しています。銅メダルをお見せすることができたので、ホッとしています。一昨日(卓球女子団体 の準決勝)も負けてしまって、何度も何度も思い出しては後悔してという昨日と今日だった。絶対に死ぬ気で勝ちにいきました。いい試合もあったけれど、苦し い試合もそれと同じぐらいあったので、本当に苦しいオリンピックでした

「、、、いい試合もあったけれど、苦し い試合もそれと同じぐらいあったので、本当に苦しいオリンピックだった」

この言葉は聞いていてつらいものを感じた。きびしい体験をしてきた人の言葉だった。

翌日、今日の夜NHKで7時のニュース後に毎日やっているダイジェスト番組のゲストで出演していた元バトミントン選手の潮田玲子さんのコメントが良かった。

「何か自分も頑張ろう、新しいことを挑戦しようという気になってくる、、、」というような感想を言っていたが、昨日の愛ちゃんのコメントの意味が、これなんだなと聞いていて思った。

人が苦しんで何かを成し遂げたことは、人の背中を押してくれる。元気どころか「勇気」が湧いてくる。

はじめ愛ちゃんの「本当に苦しいオリンピックでした」という言葉が聞いていて辛くもあった。けれど潮田さんの言われるようにそれは見ている人間を励ます力になる。だからこそ自分も頑張ろうと自分自身を励ますんだ。相手の辛さに共感できると自分の中で疑似体験のようなものになり、その「辛さ」自体に自分はどう向き合うか無意識に自分に問いかけるのかも知れない。

少なくとも自分は問いかけていなかったが、福原愛さんの言葉と潮田さんのコメントを聞いてそんなことを思った

相模原事件を考える 竹内章郞

しんぶん赤旗に掲載された記事。
ぼくはこの文章に大賛成だ。日頃障害者に関わる仕事をしている自分にはぴったりなじむ。

竹内先生は哲学者でヘーゲルやマルクスのちゃんとした事をやっている先生だが、娘さんに障害があり「弱者」についてとことんテーマにして考えてみえる。そこにこだわりすぎているという人もいるぐらいだが、この様な悲惨な事件の後にはやはり哲学者の出番だ。

文章を写してのせたいが時間も無いので画像で。

写真の2枚目、後半の部分が白眉だ。優生思想云々では無く障害者を「哲学」している。
哲学本来の姿を久しぶりに見た、哲学バンザイ!そして人間バンザイ。

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全文はこのブログに。

ドラマ「沈まぬ太陽」第13話

wowowのドラマ「沈まぬ太陽」13話を見た。
長年経営者に疎まれ差別的扱いを受けてきた主人公”恩地”が新会長から会長室付け人事の打診を受けポロポロと涙が落ちながら発した言葉「私ははじめて人間の言葉を聞いたような気がします」。
これを寝っ転がってみていた自分も我がことのように泣いてしまった。
予告で恩地が泣くシーンは見ていて知っていたが、この言葉を言ったのには感動した。原作を読んではいないが、原作通りだとしたら山崎豊子は王道を行く作家だったのかなと思う。

あれだけいじめられてもすねること無く自らの仕事に人間として誠実に向き合い耐えているその主人公にあの言葉を言わせるなんて、、、
聞いていて我が身のことのように感じて泣いてしまった。以前の回で永島敏行が上司役で「必ず光が当たるときが来る、耐えるんだ」と熱く語った、その時の胸にこみ上げるもの以上のものがあふれて泣いてしまった。

きっと自分の事を振り返ったんだろう。そして少し疲れていた自分にイヤでもまた仕事に立ち向かう元気が沸いてきた。本当に「イヤでも」という感じだった。

もう死んでしまった人に縛られないで、自由にやる。