2016年 8月 9日の投稿一覧

相模原事件を考える 竹内章郞

しんぶん赤旗に掲載された記事。
ぼくはこの文章に大賛成だ。日頃障害者に関わる仕事をしている自分にはぴったりなじむ。

竹内先生は哲学者でヘーゲルやマルクスのちゃんとした事をやっている先生だが、娘さんに障害があり「弱者」についてとことんテーマにして考えてみえる。そこにこだわりすぎているという人もいるぐらいだが、この様な悲惨な事件の後にはやはり哲学者の出番だ。

文章を写してのせたいが時間も無いので画像で。

写真の2枚目、後半の部分が白眉だ。優生思想云々では無く障害者を「哲学」している。
哲学本来の姿を久しぶりに見た、哲学バンザイ!そして人間バンザイ。

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全文はこのブログに。

ドラマ「沈まぬ太陽」第13話

wowowのドラマ「沈まぬ太陽」13話を見た。
長年経営者に疎まれ差別的扱いを受けてきた主人公”恩地”が新会長から会長室付け人事の打診を受けポロポロと涙が落ちながら発した言葉「私ははじめて人間の言葉を聞いたような気がします」。
これを寝っ転がってみていた自分も我がことのように泣いてしまった。
予告で恩地が泣くシーンは見ていて知っていたが、この言葉を言ったのには感動した。原作を読んではいないが、原作通りだとしたら山崎豊子は王道を行く作家だったのかなと思う。

あれだけいじめられてもすねること無く自らの仕事に人間として誠実に向き合い耐えているその主人公にあの言葉を言わせるなんて、、、
聞いていて我が身のことのように感じて泣いてしまった。以前の回で永島敏行が上司役で「必ず光が当たるときが来る、耐えるんだ」と熱く語った、その時の胸にこみ上げるもの以上のものがあふれて泣いてしまった。

きっと自分の事を振り返ったんだろう。そして少し疲れていた自分にイヤでもまた仕事に立ち向かう元気が沸いてきた。本当に「イヤでも」という感じだった。

もう死んでしまった人に縛られないで、自由にやる。