「 2018年01月 」一覧

最近買った本(詩集)、井坂洋子「七月のひと房」

以前茨木のり子さんの没後10周年に、西尾市の「岩瀬文庫」に以前行った。

詩人 茨木のり子とふるさと西尾
見出しの催しに行って来た。こちら。 はじめて西尾に来た。 吉良吉田行きの急行に乗り桜町前駅から歩いて20分近くの「岩瀬文...

それ以来思い出しては、吉野弘さんなどを時々読んでいたりしていたが、茨木のり子さんの追悼特集の雑誌で、井坂洋子さんと小池昌代さんが茨木さんの好きな詩を上げられているのを見てから、井坂洋子さんも気になっていて「朝礼」などの詩を読んで中々新鮮な驚きを受けていた。

その井坂さんが資生堂の主催する「現代詩花椿賞」を受賞した。

この詩集は、Amazanや書店では買えず、ISBNコードもついていず、「栗売社」という佐々木安美さんのTwitterアカウントでのみ購入できる。そこも気に入った点なのだけれど。

井坂さんの年令にマッチしてきている詩が、少し暗めなのとしかし自然なのでしっくり自然にじわじわくると感じる。


謹賀新年

2018年も明けました。

かれこれ10年ほど続けているブログも、はじめた当時は独自ドメインや、Wordpressが普及はじめた頃で楽しかったものですが、さていつまで続ける事になるでしょうか。

さて、年頭は昨年末から興味が有り読み始めている本を2つupします。

1つ

これは「放送大学」の『哲学への誘い』というラジオの講義のテキストです。

テキストの構成は

第1部 古代ギリシャの知恵

ギリシャのヘロドトスやギリシャ悲劇、について

第2部 近代国家の現実と哲学

ヘーゲル「法の哲学」の解説

 

第3部 文芸と哲学

ドストエフスキーの文学と哲学、日本近代文学と哲学(森鴎外、小林秀雄)

という内容です。

第4部 絵画と哲学

内容は、

第1部は又後で読むとして、、第2部はヘーゲル『法の哲学』の比較的易しい解説になっています。

「天下、国家」に関わる重大問題だけでなく、私たちを取り囲むごく卑近な問題に及ぶものであることを明らかにしておこう。例えば、家族という誰にとっても身近な対象も取り上げられるが、その際に、男女が結びついて共同生活をするのになぜ結婚式が必要なのかとか、なぜ死者の葬式を家族が執り行うのか、遺産相続はどのように行ったら良いのか等々、また、司法が論じられる際には、犯罪に対する刑罰が懲役何年、罰金いくらというように数量化された形で下されるがそれはどういうことなのか。

そして第3部「文芸と哲学」でのドフトエフスキーの作品の解説が一番この本で面白かった

はじめは「貧しき人々」、そして「白痴」「地下生活者の手記」「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」と彼の内面、ロシアの後進性の告発からロシア正教への回帰・反動とに揺れていく生涯と対比されていて、神学と哲学ロシアの歴史との関わりなどとからめて解説されていて、よきドフトエフスキー入門になっている。

このドフトエフスキーの解説は概説として初心者には一読の価値があるだろう、と思いました。

 

現在「放送大学」の講義はBSテレビ放送とインターネットラジオで聴けるのですが、大学の方針で、近くBSに完全移行するようです。映像は従来のBS テレビ、ラジオは「BSラジオ」で聞くというもので、BSラジオは比較的簡単に聞けますが、インターネットラジオのようにラジオのソフトでタイマー録音がPCを使用してできないので、放送時にICレコーダーなりでマイクから録音するしか現状なく、これは後退と言えるでしょうか。