ヘーゲル「小論理学」の第一部有論を読み終わる。
「質」論:有→定有→向自有
そして「量」論:純量→定量→度
最後に「限度」・・・→本質論へ
最初に「質」からくるとは思わなかった(^^;)
量から質への転化と言うから「量」から来るかと思ったら「質」があってそのもの固有の質の特徴を抽象したものが「量」なのね、、量の方が抽象度が高いのだな。
「量」の論理の展開はさすがだ。量から質への転化と言うのは「限度」という尺度との関係で考えるという。
「一見なんでもなく見える量の変化は、質的なものを捕らえるいわば狡知である」
目立たず着実に進行する量的な変化こそが、質的な変化を準備しその不可欠の条件である。と言うことが表現されている。
どこまでも抽象的だ、頭の中が整理されて引き出しにかたづけられていく。