平成万葉集 お気に入り短歌

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参照元

手を当ててきみの鼓動を聴いてから掌だけがずっと湖 京都府 大森静佳

やめてくれこちとら花の十七歳父よ裸で前を通る 茨城県 江田容子

年下も外国人も知らないでこのまま朽ちてゆくのか、からだ 東京都 岡崎裕美子

誰よりも一緒に生きた妻だからおれが一番悲しんでいい 栃木県 鈴木孝男 

百二歳まで頑張ろうと励ませば期限切るなと百歳の母 神奈川県 長沢セツ子

夕暮れて幼子抱き取る保育園さあここからは母である 広島県 志喜屋美穂

生きていくことをあなたに見せるときちょうど花びらでもふればいい 虫武一俊

これからも見よう見まねで生きていく礼儀作法とかそれからキスも 逢坂みずき

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