長女の受験

早いものだ。

来週は私立の受験、3月は公立高校の。

なんだか実感がわかない。

その最中はそんなものか?

子どもは着実に成長し、大人は着実に老いていく。

詩人 茨木のり子とふるさと西尾

見出しの催しに行って来た。こちら

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はじめて西尾に来た。

吉良吉田行きの急行に乗り桜町前駅から歩いて20分近くの「岩瀬文庫」という私立の古文書の博物館だそうだが、茨木さんが小学校からいまでいう高校まで西尾に住んでいて今年2月で没後10年になると言うことでの開催らしい。

 

 

 

 

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ポスターと同じ図録。

1,000円で販売していた。

これがなかなか資料としても詳しくて、ファンにはたまらない物かな。

 

 

 

 

image2展示室内、ファラッシュ撮影は禁止されていたので、持っていたiPadでフラッシュ無しで撮影、展示物はこれのみ撮影、自分の記憶に残せばいいのだ。

この椅子が「寄りかからず」の有名な椅子(寄りは人偏ですが変換できなかった)(^^;)。

他にも同人誌「櫂」のバックナンバーや、自筆原稿などなど。とくに自筆原稿は目に迫ってくる生々しさがあった。こういう展覧会にいくのはほとんどないので、普段は活字で印刷してある文字が原稿用紙に自筆で書かれている物を見ると生々しく文字が迫ってくる。

 

茨木さんの字は丁寧で端正な字でした。

上記の図録には他にも

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写真の物はすべて展示されていた。

 

 

出版された詩集。image3「自分の感受性くらい」以降はほぼ持っている。

 

 

 

 

 

image1(2)最後には略年表と、出版目録。

 

 

 

 

 

会場には好きな詩をシールで投票するコーナーがあり、一番人気はやはり「自分の感受性くらい」だった。自分は少し気恥ずかしい気がしてシールが貼れなかった(^^;)

昨年末になぜか「言の葉」を読んでいて出版された詩集を調べようとしたらこの催しを発見した。自分は大学の「芸術論」の講義で『自分の感受性くらい』や『六月』を知り目からウロコの出会いがあり、それから少しずつ買い出して読むようになった。

詩ももちろんいいが、彼女の書かれた散文もまた詩を読んでいるようなきれいな文章で読むと心がすっと洗われるような気になり大好きだ。

近況

最近はまっているもの

iPad mini4 wifi+cellular版を購入(先月)

Apple Music 約900円で聞き放題♪

Apple TV 第4世代が発売。まだアプリが少なくてこれからだけれど、Apple Musicが聞けるので、テレビにつないでミュージックbox化ほとんどUSENを自宅に引いた感じ。クラシック・ジャズ・アメリカン・ロック・J-Pop(Sonyのものが現在大分増えてます)とiTUNE STOREにあるものはだいぶそろってます。割とマイナーなものもあり、洋楽中心の自分にはこれで十分。60年代末~現在まで。最近拓郎も少しずつ出てきてうれしいですね。あとはユーミンや中島みゆきも御願いします(^^;)

本はこちら206145マルクスの伝記です。

佐藤優氏推薦!歴史家による評伝の決定版
従来の「マルクス伝」の多くは、称賛にせよ批判にせよ、マル クスをあたかも預言者のごとく描いてきた。これに対して本書は、マルクスの大きな歴史的影響力にもかかわらず、19世紀ヨーロッパ社会に生きた一個人とし て、当時の状況に強く規定されていたとし、その歴史的文脈で再検討する必要性を強調する。本書は、客観性と公平性を持った、「歴史家による評伝の決定版」 であり、我々の現今の状況に光を当てる一助ともなるだろう。
本書はマルクスの思想や政治活動はもちろん、その私生活も網羅して、3つの要素を連 関させながら、全体像を描いている。思想的・政治的に公正な視点を貫き、過度に美化したり、否定することがなく、共産主義体制崩壊から20年以上を経た現 在、マルクスを「神話」から解放し、ひいては今日の基礎を築いた「19世紀」という時代を見つめ直すためにも格好の書と言える。また、思想家や活動家、政 治家や芸術家など、重要人物による「群像劇」としても興味深く読める。
著者は米・ミズーリ大学の歴史学部教授。専門は近現代ドイツの政治史・宗教史・社会史。

 

「マルクスを我々の時代の文脈のなかではなく彼の時代の文脈のなかで見ることが、我々の現今の状況に光を当てる一助となるのであり、それこそが二十一世紀の最初の数十年に書かれるマルクス伝の大きな知的利点の一つなのである。」(「序論」より)

 

[原題]KARL MARX: A NINETEENTH-CENTURY LIFE

ぼくなんかは昔東ドイツで作られたものや、「プロメテウス」。あとは「モールと将軍」なんかの編集ものを断片的に読んでますが何分訳が古い。この本はピューリッツァー賞の最終候補まで残ったと言うことで、最新の本です。8月に千種正文館で買ったものですが、小説としてもあまり偏らず事実に即しての記述が面白い。

マルクスは父親の死後遺産相続で母親ともめたり、当時の「青年ヘーゲル派」のメンバーとの交友関係、必ずしも最初は「共産主義」に好意的ではなくむしろ自由貿易主義者で「ヘーゲル法哲学批判序説」もそういう視点で書いている。ベルリン大学に在籍したけれど卒論(博士論文)はケルン大学に提出しなければ学位が取れなかった。

またベルリン大学の学費のため母親に借金し、父親の遺産の前借りをして後の遺産相続ではほとんど分け前が無かった。当時の複雑なドイツの歴史の中での評伝「19世紀当時ヨーロッパのマルクスを見る」的な方針なのだそうですが、始めは「現代から見てじゃないのかよ~」、でしたが読んで見て分かりました、生き生きとしてますね。

自分たち現代人は19世紀を知らない、あるいは知った気になっている。だから当時の時代の文脈で知ることがかえって大切で、それこそが21世紀初頭にまず書かれるべきマルクスだ、と著者は述べています。

そしてそれが「21世紀のマルクス」について繋がっていくと。

魅せられたる魂を読み終わる。

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今年になって再開した、ロマン・ロラン「魅せられたる魂」全10巻の読書が終わった。

ようやく読み終わりました(^^;)

ロランはジャン・クリストフを22歳の頃読んでとても感動した覚えがあります。

今回は特にその死にゆく姿に胸を熱くしました。

それは彼女がよく生きた証拠ですね、精一杯生きる事は大きな死を準備するのでしょうか。
小さくなって死に怯えるより、精一杯生きてその時を迎えたい、そんな事を思わせてくれる長いお話しです。
30年もたつと共感する部分が違うものですね☆

戦争法廃止へ日本共産党の提案――国民連合政府の実現を

小林節という人は怖い人だ。

顔も怖い。

思想も昔は右翼(に近い)?

番組の司会者も隣で緊張して、声も震え気味。

びびってんじゃねーぞ。と言いたいがこの人小林節は怖い。

顔も怖いが何より自分の考え方を曲げない怖さがある。しかし実際は彼も時代とともに学習をしてきた、と自分で言っている。

しかし、この小林節という人は笑うとなぜだかとても可愛い顔をしている。この笑い顔はいい!こういう人は本当に自分の行動に嘘がない人だろう。

だって子どものような笑顔をしているから。

主権者は国民であり、一時的に選挙という形で権力を与えているのが政府(今回は自民・公明)。

当たり前だが、言われてそうかと思うのはまだまだ民主主義が血肉化されていない自分や日本人。

Apple Music

昨日からこればかり(^^;)

1ヶ月980円。

高いのか安いのか?

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新譜購入 Alison Brown アリソン・ブラウン

IMG_20151009_213136コーヒーの写真に埋もれているが(^^;)奥の方の水色のジャケットがアリソン・ブラウンの新作『The Song of The Banjo』♬♪

泥臭く田舎くさく、古き良きアメリカ(?)なバンジョーではなく

あくまでもシンプル、リリカル?、メロディアス、気持ちいいのだとにかく。

曲目は数曲のオリジナルを除けばカバーが多いが、バートバカラックやシンディー・ローパー(Time After Time)その他諸々。ドラムスが全編スティーブ・ガッドなのが気づかないが何回か聞いてくると少し抑え気味な感じだが微妙にしっかりと隠し味になっている。あのフュージョンドラマーもバンジョー奏者とアルバム作るなんて、、時代かな、、

せっかく買ったからジャケ写を

IMG_20151009_234622これがジャケ正面♪

ブロンドは得だね。

 

 

IMG_20151009_234636ジャケは三つ折りになっている。

これは裏の部分。

曲目が分かる。

おされな裏ジャケット♪

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三つ折りの右側の中ジャケ、、言い方が合っているのか??

ちょうど真ん中あたりに日本語でコメントしてあります。

中島ファミリーバンドとか渡辺三郎さんとかミュージック・プラントの野崎洋子さんとかにお礼を言ってる。

 

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これが三つ折りの中ジャケを広げたところ。

右に写るアリソンが美しい♪

しかし彼女はぼくと同い年、もう50を越えてしまった(゚∀゚ ;)タラー

などと、ほとんどミーハーなコメントになってしまった(^^;)

『シャルロッテの絵手紙』を購入

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しんぶん赤旗の書評で知りました。

ちょうどAmazonで中古が少し安く手に入りました。

シャルロッテ・サロモン。

全然知らない人でした、この表紙の自画像に釘付けです!

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シャルロッテ・サロモンについて自分が書くよりも、かなり詳しくweb上に上がっているのでそちらをどうぞ。

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絵の中に文字を入れたり、或るものにスポットを当てて描く「映画的手法」と言うそうで、現代のマンガ・アニメの先駆的な方法とも。絵の中に文字を入れまた同じ絵の中に時間の違うものを同時に描いたり、26歳でなくなるのは早すぎる死がユダヤ人という理由でなされました。

レッテル貼りは今の日本でも同じです。