2020年7月から7ヶ月もかかってしまった。
「失われた時を求めて」5巻読了。これも7ヶ月かかった。 pic.twitter.com/YwpU4NOsMN
— murata (@murata) February 7, 2021
2020年7月から7ヶ月もかかってしまった。
「失われた時を求めて」5巻読了。これも7ヶ月かかった。 pic.twitter.com/YwpU4NOsMN
— murata (@murata) February 7, 2021
何のことかというと、
一つ目は、、 「批判的校訂版ヘーゲル著作集」 第11巻
http://www.chisen.co.jp/book/b454007.html
これがまた高いですね、、、個人で買うのには躊躇してしまう価格です。読むつもりでなくコレクションするつもりなら話は別なのかも知れませんが(^^;)
二つ目は、、、古書。昨日はるばる札幌・東京から届きました。
これは、嬉しいです。ただ、全集は2回刊行されていて、注文は2期目のものが1冊混じってしまいました。ちなみに第1期は定価3,000円、2期は8,000円だそうです。2期の方が活字も少し大きく行間も少し余裕があり、収録数も多いようですが。1期以降の刊行されたものは単行本・文庫にて古書でも比較的入手簡単な者が多いですし、評論などは別途2期のものは分冊で古書にて購入や色々あるので。
佐川光晴さんの新刊が出ていたのを知り。
また、以前から気になっていた詩人、文月悠光さんのエッセイも。
(5月26日追記)文月悠光さんのエッセイは、うーんなんというか少し読むには面白いですが年令が離れていて過去の自分のことを確認する、、「あ~、あったあった」的な読み方になってしまうので、ご本人の詩集を読んでからの方が良かったと少し後悔。
ようやく3分の2に。
もう20年ぐらい前に買って積んでいた本。
「ちくさ正文館」で買った。
バルザックは1つの段落が終わるのがとても長い時があり驚く。ヴォートランのセリフも結構夢中で読むけど、長さを感じる。
欲しかったジャック・ドントの「ヘーゲル伝」を中古で購入。
これは大学図書館の除籍本で印鑑を見ると某北海道大学農学部のインクがある・・
ジャック・ドントはずばりヘーゲルを絶対王政を正当化した人という定説にとらわれず、資料や自分の足で調査した記録に基づいて彼の生涯を描いている。
現在ではヘーゲルを絶対王政を正当化した人として見る人は少ない、当時の検閲をかいくぐりいかに自分の主張を曲げずに(?)書いたかについての検証。
もうひとつ面白いのは彼の生涯と「精神現象学」の記述が対応させて描かれていることでその初期の感性的認識から認識の発展と「精神現象」の発展を伏線として描いているのがとても面白い。
ただ、日本語の記述が読みのもとしては少し硬く、学術的な面もあり少しそこは慣れが必要かも。
面白い。
昭和初期の中流より少し上の女性達の話しだが。やめられないというかずっと読んでいたい。
見出しの催しに行って来た。こちら。
はじめて西尾に来た。
吉良吉田行きの急行に乗り桜町前駅から歩いて20分近くの「岩瀬文庫」という私立の古文書の博物館だそうだが、茨木さんが小学校からいまでいう高校まで西尾に住んでいて今年2月で没後10年になると言うことでの開催らしい。
ポスターと同じ図録。
1,000円で販売していた。
これがなかなか資料としても詳しくて、ファンにはたまらない物かな。
展示室内、ファラッシュ撮影は禁止されていたので、持っていたiPadでフラッシュ無しで撮影、展示物はこれのみ撮影、自分の記憶に残せばいいのだ。
この椅子が「寄りかからず」の有名な椅子(寄りは人偏ですが変換できなかった)(^^;)。
他にも同人誌「櫂」のバックナンバーや、自筆原稿などなど。とくに自筆原稿は目に迫ってくる生々しさがあった。こういう展覧会にいくのはほとんどないので、普段は活字で印刷してある文字が原稿用紙に自筆で書かれている物を見ると生々しく文字が迫ってくる。
茨木さんの字は丁寧で端正な字でした。
上記の図録には他にも
写真の物はすべて展示されていた。
出版された詩集。「自分の感受性くらい」以降はほぼ持っている。
最後には略年表と、出版目録。
会場には好きな詩をシールで投票するコーナーがあり、一番人気はやはり「自分の感受性くらい」だった。自分は少し気恥ずかしい気がしてシールが貼れなかった(^^;)
昨年末になぜか「言の葉」を読んでいて出版された詩集を調べようとしたらこの催しを発見した。自分は大学の「芸術論」の講義で『自分の感受性くらい』や『六月』を知り目からウロコの出会いがあり、それから少しずつ買い出して読むようになった。
詩ももちろんいいが、彼女の書かれた散文もまた詩を読んでいるようなきれいな文章で読むと心がすっと洗われるような気になり大好きだ。
最近はまっているもの
iPad mini4 wifi+cellular版を購入(先月)
Apple Music 約900円で聞き放題♪
Apple TV 第4世代が発売。まだアプリが少なくてこれからだけれど、Apple Musicが聞けるので、テレビにつないでミュージックbox化ほとんどUSENを自宅に引いた感じ。クラシック・ジャズ・アメリカン・ロック・J-Pop(Sonyのものが現在大分増えてます)とiTUNE STOREにあるものはだいぶそろってます。割とマイナーなものもあり、洋楽中心の自分にはこれで十分。60年代末~現在まで。最近拓郎も少しずつ出てきてうれしいですね。あとはユーミンや中島みゆきも御願いします(^^;)
本はこちら。マルクスの伝記です。
佐藤優氏推薦!歴史家による評伝の決定版
従来の「マルクス伝」の多くは、称賛にせよ批判にせよ、マル クスをあたかも預言者のごとく描いてきた。これに対して本書は、マルクスの大きな歴史的影響力にもかかわらず、19世紀ヨーロッパ社会に生きた一個人とし て、当時の状況に強く規定されていたとし、その歴史的文脈で再検討する必要性を強調する。本書は、客観性と公平性を持った、「歴史家による評伝の決定版」 であり、我々の現今の状況に光を当てる一助ともなるだろう。
本書はマルクスの思想や政治活動はもちろん、その私生活も網羅して、3つの要素を連 関させながら、全体像を描いている。思想的・政治的に公正な視点を貫き、過度に美化したり、否定することがなく、共産主義体制崩壊から20年以上を経た現 在、マルクスを「神話」から解放し、ひいては今日の基礎を築いた「19世紀」という時代を見つめ直すためにも格好の書と言える。また、思想家や活動家、政 治家や芸術家など、重要人物による「群像劇」としても興味深く読める。
著者は米・ミズーリ大学の歴史学部教授。専門は近現代ドイツの政治史・宗教史・社会史。
「マルクスを我々の時代の文脈のなかではなく彼の時代の文脈のなかで見ることが、我々の現今の状況に光を当てる一助となるのであり、それこそが二十一世紀の最初の数十年に書かれるマルクス伝の大きな知的利点の一つなのである。」(「序論」より)
[原題]KARL MARX: A NINETEENTH-CENTURY LIFE
ぼくなんかは昔東ドイツで作られたものや、「プロメテウス」。あとは「モールと将軍」なんかの編集ものを断片的に読んでますが何分訳が古い。この本はピューリッツァー賞の最終候補まで残ったと言うことで、最新の本です。8月に千種正文館で買ったものですが、小説としてもあまり偏らず事実に即しての記述が面白い。
マルクスは父親の死後遺産相続で母親ともめたり、当時の「青年ヘーゲル派」のメンバーとの交友関係、必ずしも最初は「共産主義」に好意的ではなくむしろ自由貿易主義者で「ヘーゲル法哲学批判序説」もそういう視点で書いている。ベルリン大学に在籍したけれど卒論(博士論文)はケルン大学に提出しなければ学位が取れなかった。
またベルリン大学の学費のため母親に借金し、父親の遺産の前借りをして後の遺産相続ではほとんど分け前が無かった。当時の複雑なドイツの歴史の中での評伝「19世紀当時ヨーロッパのマルクスを見る」的な方針なのだそうですが、始めは「現代から見てじゃないのかよ~」、でしたが読んで見て分かりました、生き生きとしてますね。
自分たち現代人は19世紀を知らない、あるいは知った気になっている。だから当時の時代の文脈で知ることがかえって大切で、それこそが21世紀初頭にまず書かれるべきマルクスだ、と著者は述べています。
そしてそれが「21世紀のマルクス」について繋がっていくと。
今年になって再開した、ロマン・ロラン「魅せられたる魂」全10巻の読書が終わった。
ようやく読み終わりました(^^;)
ロランはジャン・クリストフを22歳の頃読んでとても感動した覚えがあります。
今回は特にその死にゆく姿に胸を熱くしました。
それは彼女がよく生きた証拠ですね、精一杯生きる事は大きな死を準備するのでしょうか。
小さくなって死に怯えるより、精一杯生きてその時を迎えたい、そんな事を思わせてくれる長いお話しです。
30年もたつと共感する部分が違うものですね☆