ヘーゲル関連
未知谷より出たヘーゲル「小論理学」と「精神現象学」
河出書房新社 世界文学全集版 「存在の耐えられない軽さ」
ようやく半分程まで読んだ。
以前映画をDVDで見た。
文庫版もあるが、最近老眼が進んで小さい字は読みにくくなってしまいこちらに(^^;)
ヘーゲル関連
未知谷より出たヘーゲル「小論理学」と「精神現象学」
河出書房新社 世界文学全集版 「存在の耐えられない軽さ」
ようやく半分程まで読んだ。
以前映画をDVDで見た。
文庫版もあるが、最近老眼が進んで小さい字は読みにくくなってしまいこちらに(^^;)
もうなぜか忘れてしまったが(いつもすぐ忘れる)、スピノザを読むことになった。
ヘーゲルから考えて、実在論、汎神論、唯物論とか。必然性と自由について。
「日の出」佐川光晴。
「おれのおばさん」の著者ですが、今回の新刊は明治~大正~昭和の祖父母の生き方と、孫の現代に生きる若い中学校女性教師の生き方を朝鮮人差別を並行して進行させ、
在日朝鮮人の問題と友情・恋愛、社会の底辺に生きる人の姿、をそれぞれの時代の制約の中でも見事に共通性を浮き彫りにした本でした。
昨日届き、今日一日で一気に読んでしましました。
単行本ですが、しばらくすると文庫本化されるでしょう。
読むと生きる力が湧いてくるのは、「おれのおばさん」と同じで期待を裏切りません!!
そしてもう一つ!
「福音と世界」
これは真面目なクリスチャンのための雑誌ですが、なんと!「特集=マルクス主義とキリスト教、マルクス生誕200年に考える」という興味深い内容で、日本共産党の不破哲三氏の「マルクス、エンゲルスの宗教観」という文章が掲載されています。
”本特集では、マルクス主義の影響力を様々な観点から整理すると共に、キリスト教がそれといかに切り結ぶ事ができるのかを考える。マルクス主義の存立にキリスト教はどう関与したのか、逆にマルクス主義の受容とは、・(略)・・マルクス主義とキリスト教、それぞれが提示する社会変革ビジョンの相違点を見つめ直す。
今日もなお不平等に警鐘を鳴らし続けるマルクス主義の世界精神に、もういちど耳を澄ませよう”
という巻頭言があります。
私の卒業した大学は、「共産党系」と言われていましたが、実は多くのクリスチャンである学生がいました。
彼らの「献身的」な行動は、これが自分たちと同じ日本人なのかと、当時マルクス主義よりもカルチャーショックを受けたのを思い出します。
なかなか魅力的な案内が届いた。
見出しの動画を見た。
自分の職場を見てもあるあるな事が多い。
以前茨木のり子さんの没後10周年に、西尾市の「岩瀬文庫」に以前行った。
http://murata-iwakura.com/?p=1754
それ以来思い出しては、吉野弘さんなどを時々読んでいたりしていたが、茨木のり子さんの追悼特集の雑誌で、井坂洋子さんと小池昌代さんが茨木さんの好きな詩を上げられているのを見てから、井坂洋子さんも気になっていて「朝礼」などの詩を読んで中々新鮮な驚きを受けていた。
その井坂さんが資生堂の主催する「現代詩花椿賞」を受賞した。
この詩集は、Amazanや書店では買えず、ISBNコードもついていず、「栗売社」という佐々木安美さんのTwitterアカウントでのみ購入できる。そこも気に入った点なのだけれど。
井坂さんの年令にマッチしてきている詩が、少し暗めなのとしかし自然なのでしっくり自然にじわじわくると感じる。
2018年も明けました。
かれこれ10年ほど続けているブログも、はじめた当時は独自ドメインや、Wordpressが普及はじめた頃で楽しかったものですが、さていつまで続ける事になるでしょうか。
さて、年頭は昨年末から興味が有り読み始めている本を2つupします。
1つ
これは「放送大学」の『哲学への誘い』というラジオの講義のテキストです。
テキストの構成は
第1部 古代ギリシャの知恵
ギリシャのヘロドトスやギリシャ悲劇、について
第2部 近代国家の現実と哲学
ヘーゲル「法の哲学」の解説
第3部 文芸と哲学
ドストエフスキーの文学と哲学、日本近代文学と哲学(森鴎外、小林秀雄)
という内容です。
第4部 絵画と哲学
内容は、
第1部は又後で読むとして、、第2部はヘーゲル『法の哲学』の比較的易しい解説になっています。
「天下、国家」に関わる重大問題だけでなく、私たちを取り囲むごく卑近な問題に及ぶものであることを明らかにしておこう。例えば、家族という誰にとっても身近な対象も取り上げられるが、その際に、男女が結びついて共同生活をするのになぜ結婚式が必要なのかとか、なぜ死者の葬式を家族が執り行うのか、遺産相続はどのように行ったら良いのか等々、また、司法が論じられる際には、犯罪に対する刑罰が懲役何年、罰金いくらというように数量化された形で下されるがそれはどういうことなのか。
そして第3部「文芸と哲学」でのドフトエフスキーの作品の解説が一番この本で面白かった
はじめは「貧しき人々」、そして「白痴」「地下生活者の手記」「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」と彼の内面、ロシアの後進性の告発からロシア正教への回帰・反動とに揺れていく生涯と対比されていて、神学と哲学ロシアの歴史との関わりなどとからめて解説されていて、よきドフトエフスキー入門になっている。
このドフトエフスキーの解説は概説として初心者には一読の価値があるだろう、と思いました。
現在「放送大学」の講義はBSテレビ放送とインターネットラジオで聴けるのですが、大学の方針で、近くBSに完全移行するようです。映像は従来のBS テレビ、ラジオは「BSラジオ」で聞くというもので、BSラジオは比較的簡単に聞けますが、インターネットラジオのようにラジオのソフトでタイマー録音がPCを使用してできないので、放送時にICレコーダーなりでマイクから録音するしか現状なく、これは後退と言えるでしょうか。
本の泉社刊。
この本の発行書店ページ。目次も載ってます。
1500円か、買おうか悩む、、第4章辺りが個人的には読みたい。